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| ●「デジカメでの野鳥撮影がうまくいかない!!」という相談を最近よく頂きます。そのほとんどが、「デジカメの画角の中に小さく円形に切り取ったようにしか写せない!!」というご相談です。 ●デジカメでの撮影は、「コリメート撮影」という特殊な撮影方法ですが、簡単に表現すると、「接眼レンズを通してご自身の目で対象を見る代わりに、カメラの目で(対物レンズ)で対象を見ている(撮る)」ということに他なりません。 ●この「コリメート撮影」によって、「ケラレ」が発生してしまう原因は主に以下のような理由によります。 |
| @スコープの接眼レンズの直径よりも、 デジカメの対物レンズ直径が大きい場合 |
●接眼レンズと、デジカメ対物レンズとの関係を、最も直感的に判断しやすい簡単な判別方法です ●使用するデジカメと接眼レンズの組み合わせによって、右の図のような関係が成り立ちます。 使用する接眼レンズのレンズ直径より、明らかにデジカメの対物レンズの直径が大きい場合、必ずケラレ現象は発生してしまい、レンズ径の差が大きいほどケラレの量も大きくなります。 ●ですから作例Aのように、「デジカメの対物レンズは小さい物」、「接眼レンズのレンズ直径は大きい物」との組み合わせが理想であると言えます。 |
| デジカメの対物レンズ直径 |
撮影に使用する 接眼レンズの直径 |
仕上がり | |
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作 例 @ | |
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| 作 例 A | |
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| A接眼レンズの見かけ視界よりもデジカメの画角が大きい場合 |
●「接眼レンズの(見かけ)視界」は、カタログ等にも記載されていますが、一般に50度ぐらいでワイドタイプのレンズですと65度前後となります。対して「デジカメの画角」はレンズのズームによって変わります。標準レンズ相当で画面の対角線で約50度位ですが、ワイド側にすると機種にもよりますが約75度位(35mm版カメラで28mm相当)にもなります。 ●つまり、ズームの広角側の範囲では接眼レンズの視界を画角が上回りますのでケラレが発生してしまいます。一般的には望遠側にズームするとケラレが減少するケースが多く、ケラレの問題を解消するのに一番手っ取り早い方法でもあります。 (※残念ながら、ケラレの問題を解消するために、必要以上に倍率が上がってしまうという問題もあります。) |
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| 広角(ワイド) | | 望遠(テレ) |
| Bデジカメの対物レンズ設計と、接眼レンズのアイレリーフ |
●一般には接眼レンズの「アイレリーフ」とは、レンズの覗き易さの目安の数値とされています。スコープの接眼レンズはある程度眼をレンズに近づけないと全部の視界が見渡せません。正しく覗き込んだ目の位置を「アイポイント」、レンズ表面からアイポイントまでの距離を「アイレリーフ」と呼びます。 ●一般のデジカメは「ズーム機構」を搭載しています。この対物レンズの設計の差によってもケラレの生じやすい機種と、そうでない機種が生まれます。ズームで画角を変える際には、内部のレンズが複雑に移動しています。その時、主要なレンズ群は内部で移動しており、人間の目の位置にあたる「点」がレンズ内を移動してしまいます。この「点」が上記の「アイポイント」よりもレンズから離れてしまうと急速に「ケラレ」が発生します。普通にスコープの接眼レンズをご自身の眼で覗いた時、眼を離し過ぎた場合に視野全体を見渡せなくなるのと同じ理由です。 ●デジカメのレンズの設計が、レンズ前面からこの「点」までの距離が小さい程撮影に適しています。残念ながら、ズーム比の大きなレンズや、F値の小さい明るいレンズ程、この「点」までの距離が大きい傾向にあります。その為に見た目に大きなレンズを持つデジカメほど「ケラレ」も大きく出やすい結果になります。 ●この「点」の位置の移動はレンズ設計による違いが大きく、望遠側にズームしても「ケラレ」の量が減らない、かえって増えるといった現象の起こる機種がある原因ともなっています。 また、接眼レンズの「アイレリーフ」が短いタイプですと、覗き難いだけでなく、デジカメ撮影にも向かないと言う事になります。ズーム式の接眼レンズよりも固定倍率の接眼レンズ程「アイレリーフ」が長い物が多くなります。 |
| ●「結論」・理想的な組み合わせとは・・・ | ||
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